今日は、事故があった時間に合わせて一本木に手を合せてきました。
あの日と違って、空はどこまでもどこまでも碧くて茶臼岳が一層美しく栄え、また眼下には那須野が原が一望できました。亡くなった8人の笑顔が今日という節目をこのような晴天で迎えさせてくれたのでしょう。
一本木に立つと改めて友を失った悲しみとみんなとの想い出が溢れ出し、人前では涙を流さないつもりでしたが、声を上げて泣いてしました。
みんな本当にありがとう。
一本木のあと、那須雪崩事故追悼式に出席するため移動。
式には検証委員会の先生方も多数出席されており、私を見つけた時には温かい言葉を下さいました。他にも那須山岳救助隊の皆さまや多数のご来賓の方々もいらっしゃり、自分たちが部活を続けられるのも、皆さんのお陰であると改めて感じます。
本来であれば、亡くなったご遺族皆さんとこの式に臨みたかったのですが、ご遺族の教育委員会への不信感が、この式から最も重要なものを欠いてしまったようです。
憔悴しきっているご遺族に、もう少し寄り添った対応を望むばかりです。
ご遺族も、教育委員会も
二度とこのような悲惨な事故は繰り返さない
同じ方向を向いているはずなのに、お互い手を取り合うことができない状況です。
来年のこの日は、ご遺族と教育委員会が協力して式を開催できるよう切に願います。
多くの人のために。
なによりも8人のために。
最後となりますが、
8人の冥福と、御遺族が少しでも安らげる日が来ることを心からお祈り致します。