慰霊登山へ

9月中旬、雪崩事故で亡くなった方々のご家族(希望するご家族のみのご参加です)と、山岳部OBとで慰霊登山として事故現場へ行きました。私もOBとしてご一緒させて頂きました。

前日から天気予報ではかなりの確率で雨の予報。当日の朝も麓の街では土砂降りでしたが、次第に雨脚が弱まり無事登山開始となりました。

一本木は毎月みんなに会いに来る場所で、そこまでは心穏やかでした。

しかし事故現場に踏み入ると、私には言葉で表せない暗い感情に呑まれたように感じます。未だに埋没したあたりには、足を運ぶ気になれません。

本来自分の口でお伝えするべきだったこともみなさんに満足にお話しできず、申し訳ない気持ちで一杯でした。

そんな私の気持ちを軽くして下さったのは、ご遺族の方々の言葉です。

「今日はここに来れて良かったよ。」

皆さん色々な感情が渦めいているであろう中でも、そんな言葉をかけて下さいました。

本当に、皆さんご一緒させて下さりありがとうございました。

OB会の諸先輩方、予てから御尽力くださりありがとうございます。大きな意味のある山行だったのではないかと思っています。

今日皆さんと登れたことは私にとっても貴重な時間でした。

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