キリマンジャロ(1)

ご無沙汰してます!
新しい年度が始まり10日ほどが過ぎました。
新年度の最初のビッグニュースは、新しい元号の「令和」の発表でした。
僕は令和元年となる今年1年、山岳部の強豪大学への進学を目指し、勉強に励むとともに、浅井先輩、鏑木先輩と約束していたキリマンジャロへの登頂を実行するため、準備を開始しました。
キリマンジャロへの登山は、比較的天候が安定する8~9月ごろの登頂を目指して準備を進めています。
この約束を一緒に叶えるてくれるのは、同じ大田原高校の元山岳部で、現在、英国の大学に留学中の稲見大河先輩と、2人での山行を計画しています。

差し当たって、キリマンジャロ登山に向け、現在、以下の準備を始めました。

事前準備関係
・パスポート取得
・資金集め(クラウドファンディング)
・予防接種
・ビザ取得
・装備品の決定及び準備
・登山計画の策定
・航空券の購入

トレーニング関係
・基礎体力トレーニング
・高所馴化トレーニング

このうちパスポートについては、既に市役所で申請をしてきました。
基礎体力トレーニングは、毎朝予備校前に近くの陸上競技場での走り込みを始めました。

そして、何よりキリマンジャロ登山で重要なのは、高所馴化です。
特別な登山技術は必要ない山ですが、山頂の標高は約6,000mと日本の最高峰富士山よりも2,000m以上も高いことから、僕にとっては未知の領域です。
キリマンジャロで登頂を失敗する人の多くは、高所馴化が上手くいかなかったと聞きました。

ちょうど高山病を心配していたところ、栃木県山岳連盟の北村さんのご紹介でミウラ・ドルフィンズさんの低酸素トレーニングの存在を知り、早速今日、海外高所テストを受けてきました。

今回のテストは、ミウラ・ドルフィンズの安藤 真由子トレーナーが、高山病について分かりやすく解説をしながら、およそ4,000mの標高と同じ酸素濃度の部屋に入って、安静時、運動時、睡眠時における脈拍や血中酸素濃度の変化をリアルタイムで計測し、結果を解析してアドバイスを頂けました。
突然の本番(高所)ではなく、事前に自分の耐性などを客観的に、データとして把握できたので、非常に有意義なものになりました。

           2019年4月10日、ミウラ・ドルフィンズにて安藤トレーナーと

今回のテスト結果からは、血中の酸素濃度は比較的高い濃度を維持できていました。比較的高地順応力はありそうでした。あとは呼吸法や水分摂取、ペース配分などをしっかり考えながら登山を行えば、高山病に罹る可能性は低減できそうです。キリマンジャロ遠征の直前に登山シミュレーショントレーニングを受講して、高山病のリスクを少しでも減らした状態でキリマンジャロに挑みます。
ですが、驚愕の問題が!

踏み台昇降をしているだけ足に痛みが…
どうやら受験前の運動不足で体が鈍っているようです。
頑張ってランニングしながら、体力を取り戻して行きます。
トレーナーからは、日常生活で気を付ければ、直ぐに改善できるからと色んなアドバイスを頂きました。早速実践に移していきます。

       2019年4月10日、ミウラ・ドルフィンズにて低酸素室での高所テストの様子

安藤トレーナーは、キリマンジャロ登頂を2回果たしていらっしゃり、登山だけではなく遠征全般にわたって細かなアドバイスを頂けました。
ありがとうございましたm(__)m

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 手塚 順嗣 より:

    OBとして、現役のトレーニングの面倒を見てあげて入れば、自然にトレーニングになると思います。(もちろん、受験ファーストですが・・・)
    高所順応、自分の経験では、高1の時の初めての夏山、北アルプス(表銀座だったかと?)の1週間の縦走時に、3,000m弱まで一気に高度を上げたときに、生まれて初めて高山病(だったと思う)を経験しました。前日から、初めての夜行列車(エアコン無しの窓全開)でほぼ貫徹から、早朝より終日の山行だったのがたたったのでしょうが、
    軽い頭痛を覚えながら、寝袋にくるまって無理やり(だったけど、すぐに)眠りについたことを思い出します。この点から、3,000m程度で寝てしまい(昼時でも!)夜のうちに高度順応を澄ませてしまうの合理的ではないかと思います。(慣れたのか、2/3年の北アルプスでは、高度障害をまったく感じませんでした)