ただいま

筆が遅くご報告が遅くなってしまいました。すみません。
キリマンジャロを思う存分楽しんでくることができました。帰ってきて皆さんにご報告できることを嬉しく思います。そして、ウフルピーク(山頂)からの壮大な眺めを堪能することもでき、心はここまで応援下さった皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
浅井先輩が言っていた、1つの山に四季がある、その言葉を実際に感じ、絶対に鏑木先輩が好きであろう動物にもたくさん出会うことができました。そこで感じ、考えた、たくさんのことはかけがえのない貴重な経験です。

先輩たちと見たかった景色はこれだったのか、と1つ1つの瞬間を噛み締めていました。3年越しで実現できた約束を2人の先輩も喜んでくれていたら嬉しいな。と思います。
実は、4000mを超えてからなかなか高度順応が追いつきませんでした。一般に高山病は症状が出た場所から標高を落とさないと治らないと言われていますが、幸運なことに今回は5000mを超えてから体調が大きく回復をし、山頂ではかなり調子の良い状態で辿り着くことができました。

先輩のご家族に頂いた、「山は逃げないし、いつでもうちの息子は一緒だから大丈夫だよ。」というお言葉や、皆さんに「帰っておいで」と掛けて頂いた言葉。また現地スタッフの方々のサポートのおかげで、高山病の症状が出た際も、焦らずじわじわと身体を温めながら呼吸を調節をすることができたのだと思います。

ここまで温かく送り出してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
キリマンジャロ に実際に登ることが出来たのもそうですが、それ以上に実際に準備を始めてからのこの7ヶ月間、たくさんの方々に助けて頂きながら様々な経験をさせて頂いたことが僕には大切な経験です。
このありがたい時間を先輩たちとの想い出を、現実にしてくださった御恩を、どんな形で、どこかの誰かに、還元してお返しできるように今できることから少しずつ、そしてこれからできることを増やしていきたいと思います。頂いた恩が増えていく一方ですが、果たして私は命尽きるその時までに返しきれるのか…

ここまで本当にありがとうございました。
そしてこれからもどうぞ宜しくお願い致します。

ウフルピークにて

本日11月28日の報道ステーションにて、22時〜23時の間、おそらく23時時近くになるかと思いますが、キリマンジャロ登山の様子を放送して下さいます。もしお時間ありましたら、ご覧下さい。

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コメント

  1. GENさん より:

    キリマンジャロ登頂と無事帰国、おめでとうございます。登頂はお母様の報告で知っておりましたが、無事の帰国がなによりです。今、報道ステーションで現地の映像も拝見しました。素晴らしい経験をしましたね、これからも山を続けて下さい。いつもあなたを見守っています。

  2. フォトン より:

    キリマンジャロ登頂、そして無事のご帰還、おめでとうございます。
    三輪浦さんのブログを拝見して、あれだけの事故に巻き込まれたにも関わらず山に挑み続ける覚悟と信念に驚かされると同時に、胸を打たれました。三輪浦さんなら、きっと素晴らしい登山家になれると思いますし、三輪浦さんのような方に登山家になっていただければ山岳事故を少しでも減らすことにも繋がると思います。応援しています!